老朽化した設備機器は配管も含めての一新。
間取りの変更などスケルトンにして全面改装です。夫婦2人暮らし、将来を見据えてバリアフリーの
設計をしました。
広い玄関、トイレと洗面所はワンルームに、段差のないフラットな床高さ、すべて引き戸で回遊型のレイアウトになっています。
内装はコルクフロア、珪藻土の塗り壁と自然素材で仕上げました。
インナーサッシを入れたことで断熱性能とともに遮音効果があり夜もゆっくり休めるようになったと喜ばれています。
居間は日当たりが悪く日中でも照明が必要でした。そこで1階は仕事場、2階にプライベートスペースを集める逆転のレイアウトを提案しました。
また、階高が高く和室中心の間取りは壁が偏っていて地震が心配です。
大きく間取りの変更を計画したのでまず耐震診断を実施。補強計画に沿って必要な壁を配置し、
さらに床の剛性も高め、ほぼ完ぺきな構造になりました。
サッシは断熱仕様のものに変更、床暖房も設置、
省エネで地震に強い安心な家になりました。
玄関の表情が殺風景で味気ない。
どうしたらいいか・・・。と相談され、
木製のパーゴラを提案しました。
既存の軒下で高さを抑えるため勾配が取れないし、また、カーポートを兼ねているため全面の開口部分が大きく、梁せいが高くなり有効寸法の確保に苦労しました。
できるだけすっきり見せるように先端を斜めにカットしました。
木の温かみと自然な雰囲気がとてもよいと喜ばれました。